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2008年5月25日 (日)

耳に残るは君の歌声

Themanwhocried
2000年 サリー・ポッター監督作品。

冒頭の舞台は「屋根の上のバイオリン弾き」を
彷彿させるような戦前のロシアのユダヤ人村。

幼いころに生き別れになった父親を探して
一人の少女が数奇な運命の末、再会を
果たすというお話。

ストーリー的にはベタかも知れないけど
キャスティングの良さで
100分弱の上映時間の割には
結構見応えのある作品になっています。

主役のユダヤ少女はクリスティナ・リッチ。
えっ!「キャスパー」や「アダムス・ファミリー」
に出ていたあの少女が20歳になって…
すっかり大人になってビックリ!

ジョニー・デップは十八番(?)のジプシー役
このワイルドさというか、小汚さというか
う~ん 正にそのもの。

ケイト・ブランシェットもちょっと意地悪っぽい
ショー・ガール役でハマリ!!
彼女が演じる役の幅広さがヒカリます。

邦題「耳に残るは君の歌声」はイマイチだけど
原題「THE MAN WHO CRIED」は意味不明!
一体、誰のことを指してるの?

★★★☆☆

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2008年5月24日 (土)

巴里のアメリカ人

Photo_46
1951年というから今から半世紀以上も前の作品。
ハリウッドの大御所ジーン・ケリーと
この作品でデビューしたレスリー・キャロンの
あまりにも有名なミュージカルですが、
私はどうもこの手の映画はいただけません
…ゴメンナサイ!
ミュージカルは嫌いじゃないのに、何がダメなのか?
分かりました!
「モダン・バレエ」というものがどうにも馴染めない。
同じ理由でオードリー・ヘップバーンと
フレッド・アステア主演の「パリの恋人」も
途中のカフェでのダンス・シーンで言葉に
出来ない「嫌悪感」に襲われました。
☆☆☆☆☆

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2008年5月18日 (日)

善き人のためソナタ

Yokihito
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツのお話。
実話?かどうかは知りませんが、
充分にあり得る話ですよね。

国家保安省のエリートが、ある劇作家が
反体制派(とも思えないが)である証拠を
掴むために”完全監視”していくうちに、
”逆洗脳”されてしまうというもの。

「この曲を聴いたものは悪人にはなれない」と
いうソナタをも盗聴してしまう。
(実際、曲が流れたのかどうかも
全く印象に残っていませんが…)
だからと言う訳ではないが、監視する側の
人間にも少しずつ変化が現れ始める。

冒頭のシーンでは、あまりにも冷徹であった彼が、
自分が犠牲になることが分かっていながら、
被監視者をかばったのはなぜか?

それは、あまりにも空虚な自分の人生と比べ、
恐怖政治に怯えながらも人間らしく生きている
劇作家への羨望なのでしょうか。

最初、この作品には”肉欲シーン”等いらない
だろうと思っていましたが、終わってみれば
あのシーンもそれなりに意味のあるシーンだったんですね。

この作品を中国や北朝鮮で、今も国家のために非人道的な
ことをさせられている方々に観てもらいたい。
しかし、ベルリンの壁はこの数年の後に崩壊したから、
まだ彼は救われたけど、いつ終わるとも知れない現体制
の中で抵抗しても無為に握りつぶされてしまうだけなのでしょうね。

壁の崩壊後主人公の劇作家ドライマンが、
このことを本「タイトル:善き人のためのソナタ」に著した。
その本を手に取った元国家保安省のヴィースラーが買い、
その表紙をめくると劇作家がこの本をヴィースラー
(但し、活字上は暗号名で記されていた)に捧ぐと記されていた…
このラストで胸のつかえがスーッと下りていくのがわかりました。

★★★★☆

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2008年5月17日 (土)

麦の穂をゆらす風

Muginoho
イヤイヤ…重っかた!
このタイトルからしてもっと牧歌的な、
ほのぼのとしたストーリーだと思っていました。

IRAの過激的な活動はあまりにも有名ですが、
このような過去があったとは知りませんでした。

他民族を弾圧し、言語を奪い、名前を換えさせ、文化そのものを否定する…
同じようなことが、今も昔も、アイルランドだけでなく世界のいたるところで
繰り返されているのでしょう。

アメリカやオーストラリアで先住民族に対して、
日本が朝鮮半島やアジア諸国に対して、
ドイツがユダヤ人の対して、
そして、今なお中国で少数民族に対して…
なぜ、同じようなことが行われるのでしょうか?
戦争はいけなことだけど、何より”民族の尊厳”を
傷つけることは、同じ地球に住む者として絶対にやってはいけない罪。

でも、この作品の伝える恐ろしさは、国と国、他民族との争いで荒んだ心は、
やがて同じ民族同士のいがみ合い…肉親間の殺し合いへつながっていく。
隣の半島でも行われている、他人事ではない現実…
重かった、そして、深かった!

★★★★☆

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2008年5月13日 (火)

小説家を見つけたら

Photo
名優ショーン・コネリーの燻し銀のような魅力が堪能できる作品。
ショーン・コネリーが演じる”過去に1作品しか発表していない
伝説的な天才作家”がニューヨーク、ブロンクス育ちの黒人の
少年が作家としての才能を開花させる-と言うお話。
が、この映画を一言で表すなら”小気味のいい”作品。

最後まで期待を裏切らないストーリー展開!
(それがつまらないという人もいると思うけど…)

キャストもいい!
偏屈な老作家を演じるショーン・コネリーはもちろん、
貧しくてもバスケと文学に才能を咲かせるジャマール→ロブ・ブラウン、
彼の才能を見出した名門校に通うお嬢様学生のクレア→アンナ・パキン…
他にもジャマールの仲間や家族も芯は善人ばかりで、観ていて気持ちいい。
憎まれ役のクローフォード教授→F・マーレイ・エイブラハムだって
決して芯から悪い人じゃない!
それから、本当のラスト近くに、マット・デイモンが弁護士役でほんの一瞬
顔を出しているのもご愛嬌♪

音楽もこれまた素晴らしい!
私は曲名は知らないけれど、ニューヨークの夜に流れるジャズが
いかにもアメリカっぽいムードを盛り上げて、これだけでも最高♪

繰り返しになるけど、決してあなたの期待を裏切らない作品でしょう!

★★★★★

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2008年5月11日 (日)

ミスト

Mist
”『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』の~”というキャッチ・コピーは何だったんだろう。
ただ単に、原作者(スティーヴン・キング)と監督(フランク・ダラボン)が一緒というだけだったのか…

この作品は、件の2作品のようないわゆる”ヒューマン・ドラマ”ではないので、
それを期待していた人にはチョッとガッカリかも…
どちらかというとナイト・シャマラン監督の「サイン」に近いかな?

”昆虫”たちはまだしも、”怪物”が怖くない。
チョッと前に観た「クローバーフィールド」でも思ったけど、
”得体の知れない”まま方が怖かったのに…残念。

でも、本当に怖いのは”人間”。
それも”人の心の弱さ”なのではないのだろうか?
宗教はもっと怖い。”人の心の弱さ”につけこむのだから。

★★★☆☆

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2008年5月 6日 (火)

クリクリのいた夏

Kurikuri
「ピエロの赤い鼻」の監督ジャン・ベッケルと主演のジャック・ヴィユレとアンドレ・デュソリエが出演しているヒューマンドラマ。(制作年はこちらの方が先です。)
「ピエロの赤い鼻」のと同様ほのぼのとした登場人物に心癒される作品です。

”クリクリ”とは女の子の名前で、
物語は彼女が4歳の頃の回想で始まる。

クリクリの父親リトンはイライラする程の厄介者。
「ピエロの赤い鼻」同様”憎みきれないろくでなし”
をジャック・ヴィユレが熱演。(正にハマリ役です。)

そんなリトンを何かにつけて助けるのが
ジャック・ガンブラン演じる元軍人のガリス。
(何をやらせてもカッコいい!)

ラストは最悪の結末を想像していたけど、
そこそこハッピー・エンド♪
最後までハート・ウォーミングなお話でした。
(ガリスはいなくなっちゃたけど、きっと
クリクリの言うように薬屋からマリーを
奪って結婚したんじゃないかな)

★★★★☆

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死ぬまでにしたい10のこと

Mylifewithoutme
タイトルからして重く悲しいテーマ
…のはずなのに全く泣けない、不思議な作品。
23歳の若さで癌に侵され、余命3ヶ月と告知された女性の物語。
愛する夫と幼い2人の子供を残して死んでいく…
そんな時に人は何を考えるのだろう?
ひょっとしたら自分も浮気するかも知れない。
でも、ここまでストレートに描かれると共感はできない。
…と言うより不快感すら感じてしまう。

「子供を愛してると言い続ける」と言ってるそばから
ゆきずりの男とすぐデキちゃう!
いかにもアメリカンな薄っぺらな感じがする。
もちろん自分は”死の告知”を受けた経験がないので
解らないが、ここまで”自己中心”になってしまうのも
仕方ないのかもしれないが、ちょっと悲しい。

唯一、共感できたのは刑務所に服役している父親が言った
「家族を愛しているが、どのように愛して欲しいのか解らない」
と言うような意味の言葉だけ。

最後に癌を告知したトンプソン医師を演じていた
ジュリアン・リッチングスの飄々とした存在感が好きです。

★☆☆☆☆

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2008年5月 5日 (月)

チアーズ!

Photo
キイルステン・ダンストのファンで彼女がもっと若かった頃の映像が見たくてDVDを借りてしまいました。
当然のことかも知れませんが、いい意味で”ヤンキー娘”でした。
でもやっぱり、チャーミングです。改めてファンになりました。
”お子ちゃま向けのスポ根青春ムービー”かも知れませんが、チアーリーディングに限らず、
”チームが一体となった一糸乱れぬ動き”が大好きなので、結構楽しめました。
But!相手役(?)の男の子(ジェシー・ブラッドフォード)が”くりーむしちゅー”の有田哲平にしか見えなくて
(特に口を歪めて眉を吊り上げた顔はまさに有田哲平そのもの)ちょっと興醒め!
もっと若いキルステン・ダンストを見たいなら、「ジュマンジ」や「インタヴュー・ウィズ・バンパイヤ」もお勧め
ですよ!(ちょっと若すぎるか…)
★★★☆☆

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2008年5月 4日 (日)

ニュー・シネマ・パラダイス

Newcunema
良い作品です。間違いなく!
シチリアの片田舎を舞台にした美しい映像と、青春の甘酸っぱい
思い出と…いかにもイタリア映画らしい作品です。
往年の名作の一部分が映し出されるのも嬉しい。
でも、「一番好きな作品!」という訳でもない。それは、”3時間”
という上映時間のせいでしょうか?何となく冗長になってしまった
ような気が…(私が飽きっぽいせいなのかもしれませんが)
それにしても、30年という時間は残酷な気がする。
30年経ったということはサルヴァトーレもエレナも50歳位かな?
サルヴァトーレはそこそこ渋くてカッコいいのにエレナの変貌には
チョッとガッカリ!50歳より老けて見えるのは私だけでしょうか?
彼女が「禁じられた遊び」のポーレット(ブリジット・フォッセー)って
いうのも驚きです。
私が観たのは「~3時間オリジナル版」なのですが、通常版には
彼女は出ていないのでしょうか??今度、観てみたいと思います。
★★★★☆

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